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銀 魂:アイマスクと山崎と。 |
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タイトル意味不明です。テキトーに付けたので気にせず。 山崎は…登場します。でも土沖なのです。内容も無い感じです。 ある昼下がりの屯所。 日差しが気持ち良く、 程よく木々の陰が落ちる縁側での昼寝は最高だ。 こんな日は勤務をさぼるに限る。 「沖田さーん。」 縁側に転がっている人影を見つけ、 山崎は控えめに声をかけた。 「沖田隊長〜。無くしたって言ってたアイマスク見つかりましたよ。」 返事は返ってこない。 聞こえないフリかな? 相手が沖田なだけに用心深くなってしまう。 山崎は声をかけるのをやめ、少しの間沖田を眺めていた。 そういえば、寝顔初めて見たかも…。 普段はふざけたアイマスクを着用して寝ているが、 今日は無くしたと言ってアイマスク無しで寝ている。 「大人しくしてれば本当に完璧な人なんだよな…。」 山崎はため息まじりに言った。別に誰に言った訳でもない。 沖田と言えば、容姿端麗。その言葉に尽きるが、真撰組随一の剣の使い手でもある。 ドSさえ除けば。ドSさえ…。あの腹黒ささえ無ければ…。 山崎は一人で無駄に悔やんでみせた。 なかなか起きてこない沖田に山崎は顔を近づける。 日当りの良い縁側だからか、日向の暖かい良い香りがする。 このままキスできるんじゃないかという所まで顔をさらに近づける。 こんなチャンスは滅多に無い。 別にキスするつもりはなかったが、ここまで近づいたのだ。 相手は男だが…そのきれいな顔に、そしてその唇に触れてみたくなる…。 「テメー何してやがる」 不機嫌な声が背中から聞こえ、山崎は飛び退いた。 声の主は鬼の副長こと土方十四郎。殺気が凄まじい。 とても今しようとしてた事を言える訳が無い。慌てて山崎は思考を巡らす。 何か言い訳を…何か…そう言えば沖田さんに何かを渡しに… 「こ、これを、沖田隊長にっ!無くしたって言ってたアイマスク届けにきただけで!!」 本当の事であって決して言い訳ではないのだが、それだけには見えない行動だということは山崎自身も分かっていた。 そのため、どうしても言い訳になってしまう。 「だったら、置いてさっさと勤務に戻れ!!」 「す、すみませんっした!!」 山崎は謝りながらその場から素早く離れた。 土方は山崎の姿が見えなくなるまで、ずっと山崎の後ろ姿を睨みつけていた。 それから少しの間アイマスクを眺め、寝てる沖田に文句を言う。 「たく。アイマスク無いならこんな所で寝るんじゃねェよ。人の気も知らないで」 先ほど山崎がしたように、今度は土方が沖田に近づいた。 山崎の時とは違って制止する者は居ない。 そのまま唇を重ねる。 「ん…あ、タバコくさっっ!」 「やっと起きたか…」 「いつまで寝てやがる。勤務中だぞ。」 「すいやせんでした。暑苦しいので早くどけてくだせェ」 テキトーに謝り早くどけろと言う沖田に、ちょっとイラっとくる。 俺が来なかったら山崎に…と、言いたかったが我慢する。未遂だからな。…大人になれ土方。 「あとアレだ。こんな所でアイマスク無しで寝るんじゃねェ」 言いながらアイマスクを渡した。 渡された沖田はきょとんとしている。 普段ならふざけたマスクが腹立つ!その腹立つマスク外せ!!と、怒るのにと。 「なんでですかィ?そういえば、アイマスク見つけてくれたんで」 「山崎がな」 今は名前を出すのも腹立たしいが。…大人になれ土方。 「山崎か。あとで礼くらい言っとくかな」 「アイツに礼はいらねェよ」…大人になれ土方。 「ヒドイなあ、土方さん。山崎だって…」 もう山崎の名前を出すな!!…大人になれ土方ァァァァァァ!! 「命令だ。アイツに礼はするな」 「だって、やま…っ」 だから名前出すなよっ! イライラが頂点に達した土方は、無理矢理のキスで沖田の口を封じた。 まったくもって大人げない事をしている…。 数分間、静かな空気が流れた。 「いいかげんにしてくだせェ…土方さん変ですぜ」 唇を解放され大きく呼吸をし、土方を睨みつけて沖田は言った。 「悪いな総悟。恨むんなら山崎恨めよ」 「なにが?あっ…ちょっ。変なとこ触るんじゃねェや!」 「黙ってろ。オマエは」 土方はそう言って、抵抗出来ないように両手を頭の上で片手で押さえつけ、 無理矢理開かせた両脚の間に深く膝を入れた。 「ちょっ。この変態野郎…誰かに見られたらどうするんでィ!」 土方は沖田の服の中に手を入れ、その手は次第に下へと移っていく…。 次第に沖田の表情からは余裕がなくなっていく。 「土方さ…。それ以上はヤバイって…せめて部屋で。縁側は勘弁して下せ…」 「部屋なら良いんだな」 「なっ。勤務中って言ってたのは誰でィ」 「サボリたいんだろ?」 そう言って、土方は沖田を抱き上げ自室を目指し歩き出した。 「テメーのためにサボるなんざ冗談じゃねェ!!!!」 「往生際が悪いぞ総悟」 「死んでしまえ土方コノヤロー!普通にサボらせろッ!!」 山崎の名前を出して、何故こうなる? 沖田にはそれが理解出来ないまま、土方の部屋で「サボる」事になった。 次の日の朝。 「山崎。」 「は、はい?なんですか??沖田さん」 山崎は沖田に呼び止められ、びくついている。 昨日の事を土方から聞いてるんじゃないかと思ったからだ。 「山崎。オマエ、俺になんかした?」 「………」 少しの間沈黙が流れ、 沖田は山崎の返事を待たずに 「アイマスクの礼は言わないでさァ」と告げて去って行った。 拾った礼を言わないと告げられた以上、 自分のせいで沖田の身に何かあったのだと察した。 何があったかまでは山崎には分からなかったが、 とりあえず山崎は沖田の背中を見ながら謝った。 「すみませんでした…」 -------------------------------------- まったりしたのを書こう! 漫画で!!と、思ったのです。ハイ。 ネームまでは切ったんですよ。 ただPCで描くほどのアレもなく、紙に描くにはコピー用紙しかない。 紙に描くなら、ちゃんと原稿用紙!な人なんで、駄文にしました。 アイマスクネタ好きっすね? 3作目ですよ。初期のは捨てちゃいましたが。 #UP |